デング熱は2014年8月には69年ぶりに国内感染が報告されました。そんなデング熱ですが日本にはあまりいない蚊から感染します。
デング熱とはデングウイルスが感染しておこる急性の熱性感染症で、発熱、頭痛、筋肉 痛や皮膚の発疹などが主な症状です。
主に感染を媒介する蚊はネッタイシマカという蚊で、日本には常在していません。しかしながら日本のほとんどの地域に生息しているヒトスジシマカも媒介するので注意が必要です。日本ではデング熱というと珍しいものですが、他のアジアの国では大きな問題になっています。デング熱は気温上昇との関連性が指摘され、気温・湿度が上がると蚊の寿命が長くなり、感染症を媒介する可能性が上がります。また大人より子供の方が重症化する傾向があります。
フィリピンでは今からの時期からデング熱が増える傾向があります。
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やはり半袖短パンだと、蚊に刺される可能性が高くなります。
暑いですが素肌を露出するほど刺される可能性は上がりますので注意が必要です。
というのもデング熱には事前に予防接種で防げるものではないため、十分な注意が必要です。
これもまた長袖長ズボンの同じ理由になります。露出面を減らす必要が出てきます。
あとは暑さとの戦いかもしれません。
蚊は色の濃いものに近づく傾向がありますので、白などの色の薄いものを選ぶことをオススメします。
日本製の虫除けスプレーは効果もあり日本から持ってきたい物の一つです。これからの時期はデング熱の発生が増えるため小さなお子様がいる場合は持ってこられた方が良いものになります。
デング熱に効果がある特効薬はありません。しかしながら、現地でも治療が可能です。治療方法は、病院に入院または通院が必要になります。痛み止め・解熱・点滴を行うことによって、ほぼ毎日血小板の値を確認する必要があります。一週間前後の経過で回復すると言われています。
海外傷害保険が適用できた場合はその範囲内で支払いとなります。
海外傷害保険がない場合はフィリピンで入院すると約10万円〜かかりますので海外傷害保険は入っておいた方が無難です。フィリピンに長期滞在する場合は現地でキャッシュレス対応できる入院保険などもあります。
かくいう私も過去2回ほどデング熱にかかっています。
フィリピンでは幸いなことにまだかかっていませんがベトナム在住時代にかかっています。
デング熱は1回目は発熱がひどく39度前半ほどの高熱でした。また関節痛で寝返りが打てないほどでしたが通院でよかったため入院はしていません。薬も出してもらいましたが解熱剤が効いてくれている間は普通の高熱の風邪と同じ感じでした。咳が出ない分マシだったかもしれません。熱も5日〜6日ほどで下がりましたが2週間は要安静でした。
ただし2回目は1回目と違い熱が高いなと思って病院に行った時には椅子に座ると起き上がれないほどでした。検査の結果、即入院でした。1回目とは違い何も食べれないし飲めない状態でした。そして徹底的に違ったのが血小板の数です。1回目は数値が下がるがそこまではなかったのですが2日目で数値が危なくなってきて3日目には危険水域に入りました。
運が悪いことでその時左肘が部分骨折しており点滴が打ちにくかったのですが血小板の数が急激に少なくなったことで点滴の針が変えられなくなりました。というのも血小板が少なくなって出血すると血を止める事が出来なくなります。完全にベットにくくりつけられた状態でタイへ緊急搬送となりました。ベトナムでは血小板の追加が出来なかったからです。
海外傷害保険があったのでタイまで飛行機を緊急チャーターで運ばれました。
タイでも2週間ほど入院をしてベトナムへ戻ってきました。費用も数百万円単位でした。
その事もあったのでフィリピンで血小板の追加が可能か調べて見ましたがどうやらフィリピンでは同じ血液型の人がいれば追加は可能だそうです。
デング熱は人から人へは感染しませんがその症状が出ている間は大人でも相当きついものです。特に2回目は40度近い高熱でうなされて寝れない状況が続きます。
またデング出血熱と呼ばれる重症形になると死ぬ可能性も出てくるので要注意です。
かかるととてもきついデング熱。デング出血熱となると死ぬ可能性もあるためにできるだけ避けたい病気の一つです。かかる可能性は蚊に刺されるとその可能性が出ます。
対処法としては長袖長ズボンなどの予防や虫除けスプレーなどで予防する事も出来ます。
フィリピンに留学している際は蚊に気をつけて楽しい留学生活を送りたいですね。
また、他の病気については以下のBlogを参照ください。
フィリピン留学中、気をつけたい6つの病気と対策
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